目次
2023年12月11日~12月17日の振り返り
- FOMCは、コレまでの「高金利高止まり懸念」を一掃する完全なハト派の内容でした。来年の利下げについて議論されていることが明確になりました。米10年金利は、大きく下落し、2022年7月の水準になりました(最後の利上げがおこなわれた時期)。
- 市場は、3月の米国の利下げ確率を62.7%で予想しています(情報元:FedWatch)。
- S&P500は2.11 %上昇しました。(S&P500マップ参照、引用元:Finviz)。
- 米CPIは市場予想通りでした。
- ECB、BOEは、早期利下げを明確に否定しました。
- Fear & Greed Index(欲望指数):67(欲望レベル)
- VIX(恐怖指数):12.28(低い状態)
- PUT/CALL RATIO:0.687(低い状態)
- NAAIM Exposure Index:77.97(楽観レベル)
今週の注目点
- 19日(火):日銀金融政策決定会合(植田日銀総裁、定例記者会見)
- 22日(金):個人消費支出(PCE)
まとめ&私見
- 米国と欧州の金利政策に明確な違いが表れました。米国は、「経済状況が悪くなくても、利下げする」ことを名言したと考えます。
- 円高トレンドを占う上で、植田日銀総裁の発言内容に注目が集まっています(これまでは来年4月まではマイナス金利政策撤廃はしないと述べていました。発言に変化があるかが注目です)
- 金利は大きく下げていますが、依然として高い水準にあることを忘れてはならないと考えます。また、QT(量的引き締め)は続いていることも忘れてはなりません。
- 欧州、オーストラリアの経済状況はあまり良くありません。
- 米国株式投資環境は当面良好です。ただし、最高値水準まで上昇していることには気を払う必要があります(つまり、まとまった資金を投資するタイミングではないと考えます)。
- 賢明な投資家は、来年に向けた投資の準備に時間をかけるべきと考えます。
トレード状況&今後の方針
- 原油先物に注目しています。
- 為替:USD/CAD、EUR/GBP、AUD/NZDに「買い」を持っています(少額です)
- 週明け、長期投資目的で個別株(ハイパーグロース株)を現物で買います。
※投資は自己責任でお願いします。
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