目次
2023年11月13~19日の振り返り
- S&P500は約2.63%の大幅上昇となりました(S&P500マップ参照、引用元:Finviz)。
- 14日のCPIは、市場予想を下回り、ポジティブサプライズとなりました。
- 米国10年金利は大幅に低下しました(チャート図参照)。
- 原油は4週の続けての下落で、9月の年初来高値からは19%値下がり。金曜日一時的な買い(ショートカバーなど)が入りました。OPECの動向に注目です。
- 17日の欧州時間(16時頃から)円高が進みました。明確な理由は不明です。
- 決算発表で「インフレ」を議論するS&P500企業は5四半期連続で減少しました(情報元:FACTSET)
今週の注目点
- 21日:$NVDAの決算発表予定です。
- 感謝祭(サンクスギビングデー)のため、米国市場は23日休場です(24日取引時間短縮)。11月末はファンドの決算期であり、感謝祭を契機に本年度の取引を手仕舞いする機関投資家が多いです。1つの区切りと認識されています。
- 重要な経済指標の発表はありません。要人たちのタカ派発言(利下げ否定発言)が市場のリスク要因です。
- 感謝祭~クリスマスまでの1ヶ月間は消費活動が活発になり、小売店売上の半分がこの1ヶ月に集中するとも言われている。今年の売上予測は上々であるが、倹約マインドによって、購買対象は「高額商品→低額商品」になることが予想されています。(高級ブランドの株価は軒並み安い状況)
まとめ&私見
- 来週はNVDA決算を除いて、材料は特にないと考えています。
- 数週間のうちに、株式市場は「売られ過ぎ→買われ過ぎ」へと一気に転換しました。急激なシフトチェンジは一旦の巻き戻し(売りや利益確定)理由として妥当と考えます。
- 市場マインドが「利上げ警戒→利下げは何時?」に転換したと考えます。マインドの転換は、材料への投資家の反応が変わることを示唆するかもしれません(米経済は大変強い状態を継続中です)。
- ・株式においてはトレードしづらい週になりそうです。
- 24年1月までの利上げ確率は0%です(情報元:FedWatch)。
トレード注目銘柄
- 日経225(CFD):CPI直後に日経225(CFD)に打診買いをいれました。2週目に海外投資家の買いが入っています。3週目の状況に注目しています。売りヘッジを使いながら、押し目買いを狙いたいです。年内は「買い」に対して強気です。年内予想は34,000円です。
- 原油先物(WTI):引き続き下落傾向。金曜日にショートカバーと思われる買いが入りました。一時的な反発を狙う短期トレードを狙っています。
- NZD/JPY:29日(水)に今年最後のニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利発表があります。金利は「据え置き」が予想されています。アノマリー的に感謝祭明けのNZD/JPYは上昇する傾向があります。勝率も非常に高いです(情報元:Equity Clock)。27日後に買いたいと思っていますが、20日MAまで落ちてくるようなら打診買いを行う予定です。
※投資は自己責任でお願いします。
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