量的緩和（QE：Quantitative Easing）

各国の中央銀行が市場に大量に資金を供給することで、デフレの脱却や景気を刺激することを目的として行うものです。米国で行われたQEのうち、2008年11月～2010年6月までが「QE1」、2010年11月～2011年6月までが「QE2」、2012年9月～2014年10月は「QE3」、2020年3月～2022年6月までが「QE4」と呼ばれています。一説では、QEは金利3%引き下げと同等の効果と言われています。

コロナによる世界的パンデミック発生に対して、FRBは大量のQEをおこない、保有資産は20年３月の４兆ドル台から２倍強の９兆ドル弱まで膨らみました。QE後には金融政策正常化に向けた「量的引き締め（ＱＴ）」がおこなわれます。